【HOW TO !!】バイクのオイル交換の手順徹底解説!

バイクに乗り始めて間もない頃、一番最初にぶつかる「整備の壁」がオイル交換ではないでしょうか。
私もつい先日、念願のレブル250を迎え入れて、毎日走るたびにニヤニヤが止まりません。

ですが、バイクは乗るだけでなく「きちんとメンテナンスしてこそ」長く相棒でいてくれるもの。その中でもエンジンオイル交換は、走行性能やエンジン寿命に直結する、とても大事な作業です。

「お店に任せるのもいいけど、自分でやったらもっと愛着が湧くはず」
そんな思いから、今回は私自身の体験も交えながら、初心者でも安心してできるバイクのオイル交換手順とポイントをまとめてみました。

作業を始める前に、まずは必要な工具や消耗品をそろえることから始めましょう。

また、オイル交換は2回に1回、オイルフィルターを交換します。

オイルフィルターの交換方法もまとめて徹底解説していきます。

必要な工具

オイル交換をスムーズに、かつ安全に行うためには、いくつかの基本工具が必要です。

ここでは、初心者でも使いやすく、作業の失敗を防ぐための3つの必須アイテムを順番に紹介します。

ソケットレンチ

オイルドレンボルトを外すための基本工具。ハンドル部分とソケット部分が分かれており、ボルトサイズに合ったソケットを付け替えて使用します。レブル250の場合、ドレンボルトは通常17mmが使われています。

各々の車種に合ったサイズのソケットを用意しましょう。ソケットレンチは力を入れやすく、短時間でボルトを緩められるのが特徴です。

眼鏡レンチ

オイルフィルター交換時、バイクの他部品が干渉してソケットレンチが使いづらいことがあります。その場合に、眼鏡レンチがあるとボルトを傷つけたりせずに、取り付けや取り外しが可能です。

トルクレンチ

トルクレンチもオイル交換には必須のアイテムです。

トルクレンチは、オイル交換後のドレンボルトの締め付けに必須。必要以上に締めすぎるとネジ山を痛めたり、オイル漏れの原因になります。トルクレンチは設定した力(Nm)で締められるため、規定トルク通りに作業可能です。レブル250ではおおよそ30Nm前後が目安です。

工具類はこの3種類でオイル交換は可能です。また、工具は他の場面でも使用する場面が訪れるかもしれないので、持っていて損はないです。今すぐ、工具を買いに行きましょう!

用意するもの

オイル交換時、はっきり何を集めたらよいかわからないでしょう。

そんな方のために、用意するもののリストを以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

オイル交換時用意するものリスト

用意するもの 使用用途
オイル 交換時に必要な新品のオイル
ドレンワッシャー ・ドレンボルトにつけるワッシャー
・毎回交換
オイルフィルター ・エンジン内部の不純物を除去する
・交換頻度は2回に1回
ポイパック オイルをそのまま可燃ごみで処分できる便利アイテム
ジョッキ ・オイルの量を測る
・オイルを流しいれるアイテム
手袋 ・オイルやエンジンパーツでの火傷防止
ウエス・キッチンペーパー オイル汚れなどを拭き取る
パーツクリーナー 金属パーツや周辺に付着したオイル汚れを落とす速乾性スプレー

※赤字は2回に1回に用意するもの

オイル

その車種の規定量にあったオイルで、それぞれ性能にあったオイルを用意しましょう。オイルの見分け方に関しては、こちらで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ドレンワッシャー(ガスケット)

再利用するとオイル漏れの原因になるため、オイル交換のたびに新品に交換します。サイズや形状は車種ごとに異なるので要確認です。値段も1つ100円くらいなので準備しておきましょう。

オイルフィルター

エンジン内部の不純物を除去する重要パーツで、カートリッジ式やエレメント式など形式があるため、車種に適合するものを用意します。

交換頻度はオイル交換2回に1回が目安ですが、初回や長期間未交換の場合は同時交換がおすすめです。

オイル受け容器・ポイパック

排出したオイルを受け止めるための容器。

専用のオイルパンや受け皿を使用すると作業場所を汚しにくくなります。

古いオイルを吸収してそのまま可燃ゴミとして処分できる便利アイテム。ホームセンターやバイク用品店で入手可能です。用意しておくと処理に困らないでしょう。

ジョッキ

新しいオイルをこぼさず注ぐための計量カップ兼じょうご。必要量を正確に測れる目盛り付きが便利です。

手袋

ゴム手袋やすべり止め付きの軍手などがおすすめです。オイル交換時はどうしても手が汚れてしまいます。また、手が滑って他のパーツなどに接触してしまい、火傷やけがの危険性があるので、安全のためにも準備しておきましょう。

ウエス、キッチンペーパー

パーツを外した際、オイルが付着して汚れています。こぼれたオイルの拭き取りや部品の清掃に使用します。不要になったタオルや作業用の使い捨て布で代用可能です。パーツやバイク本体はきれいに保とう!

パーツクリーナー

金属パーツや周辺に付着したオイル汚れを落とす速乾性スプレー。パーツクリーナーを吹きかけ、ウエスやキッチンペーパーで拭き取れば、一瞬でピカピカに!準備しておいて損はないでしょう。

用意するものはこれぐらい。コストも低く、比較的集めやすいものばかりだと思うので、さっそく用意してみましょう。

オイル交換の手順

以下の手順で作業すれば、自分でオイル交換は可能である。ぜひ参考にしましょう。

1:暖気

冷え切った状態だとオイルが固まり気味で抜けにくいので、3〜5分ほどアイドリング、または短距離走行してオイルを温めます。

熱すぎると火傷の危険があるため、暖まりすぎない程度がポイントです。

2:オイルパンからオイルを出す

 

バイクの下側の部分にオイルが入っているオイルパンがあり、そこに、ドレンボルトというボルトがあります。

それをソケットレンチで緩め、手でゆっくり開けていくと、ドレンボルトが取れてオイルが出てきます。

廃オイルはオイル受け容器に流し込もう。オイルを入れる場所のフィラーキャップを外せば、スムーズに廃オイルが出ます。

この時、バイクのサイドスタンドを使用しているなら、すべての廃オイルを出すため、地面に対して垂直に立てる必要があります。忘れないように注意しましょう!

3:オイルフィルター交換(必要な場合)

 

廃オイルを出している際、同時にオイルフィルターも交換します。オイルフィルターのカバーを取り外すと、そこからも廃オイルが出てきます。古いオイルフィルターは廃棄し、パーツクリーナーでオイルがついているところを洗浄しましょう。

 

そして、新しいオイルフィルターを元のように取り付け、カバーをレンチで対角に締めれば、交換完了!

4:ドレンボルトを締める

パーツクリーナーでドレンボルトや汚れたところを洗浄したら、ドレンボルトを締めよう。

その際、用意しているドレンワッシャーを交換します。

そして、手で締まるところまで締めたら、レンチで締めよう。この時に、トルクレンチがあれば既定のトルクで締めてあげれば、安心でしょう。

5:オイルを入れる

オイルを規定量入れる。ジョッキに規定量のオイルを入れて、フィラーキャップがついている所から流しいれます。

 

その際、オイルパン横にオイル目盛りがあるので、それを見ながら入れましょう!

目盛りの適正量は、半分から3/4くらいまでが目安です。入れすぎるとエンジントラブルの原因になるので、必ず少しずつ入れてオイル量ゲージで確認しながら行いましょう。

6:フィラーキャップを締める

 

フィラーキャップを締める前に、ついているOリングがしっかり奥まではめ込まれているかを確認。確認後、手締めでキャップを締めます。

ここで、Oリングに廃オイルを塗っておくとオイル漏れを防ぐことができるので、塗っておくことをおすすめします。

7:エンジンをかける

エンジンをかけることによって、油圧をかけてオイルを循環させます。5 分から10分くらい エンジンをつけていれば十分に循環するはずです!

この時、同時にドレンボルトやフィルター周辺からオイル漏れがないか確認します。オイルが漏れている場合は、増し締めをしましょう。またそれでも漏れる場合は、ワッシャーやOリングが不良品の可能性があるので、確認してみましょう。

オイル量の最終チェック

エンジンを止め、数分置いてからオイル量をゲージや窓で再確認。足りない場合は少量ずつ追加しましょう。

これで、後片付けと廃油を処理すれば、オイル交換完了!

以上の工程は、You Tubeの「ヤマモト店長のモトブログ」を参考にさせていただきました。その動画は、こちらから見れるのでぜひ視聴してみてください!

まとめ

いかがですか?実際にやってみると、時間的にはすぐ終わると思います。

準備するものだけ用意すると、すぐ実行できると思うので、ぜひこれを参考にしてやってみてください!

引用:

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